
カナダ独自の留学制度があるのはご存知ですか?それは専門的な学習+就労体験ができる「コープ留学(Co-op留学)」です。
カナダのカレッジに通いながら、現地でインターンシップ(就労体験)ができるプログラムになっています。
学生の間に海外でインターンシップを経験をしておくと、その後の仕事探しに有利になります。
またキャリアアップやキャリアチェンジにも役立つカナダ留学の一つのプログラムになっています。
本記事ではカナダ留学の一つでもある「コープ留学(Co-op留学)」について現役コープ留学生が最新情報と共に徹底解説します。
目次
目次
カナダ独自の留学制度コープ留学(Co-op留学)とは?
カナダの留学プログラムコープ留学(Co-op留学)とは?
カレッジでの座学と就労体験(インターンシップ)ができる制度です。

カナダのカレッジが提供しているCo-opがついているプログラムに通うことによって、現地企業へのインターンシップが可能になります。
特徴的なのが専門知識を英語で学ぶことができるので英語の勉強だけでなく専門的な知識もつけることができるところです。
コープ留学(Co-op留学)の期間
コープ留学(Co-op留学)は1年と2年のプログラムに分かれています。
*コープ留学にはインターンシップの合計が就学期間の50%以下でなければいけないというルールがあります。
1年のCo-opプログラムの場合:最大6ヶ月(就学期間6ヶ月+インターンシップ6ヶ月)
2年のCo-opプログラムの場合:最大1年 (就学期間1年+インターンシップ1年)
コープ留学(Co-op留学)をするための条件
英語で専門的分野を勉強することができ、現地企業で就労経験もできるコープ留学(Co-op留学)をするためにはどういった条件があるのでしょうか?

年齢
コープ留学(Co-op留学)には年齢制限がありません。そのためいつからでも挑戦できるプログラムになっています。
英語のレベル
コープ留学(Co-op留学)を提供している学校によって求められるレベルは違いますが、一定の英語のレベルが必要になってきます。また、企業との交流が主体となるためコミュニケーション能力も求められることがあります。
授業内容を理解することができ、インターンシップも問題なくこなせるレベルが必要
英語力に自信がない人やレベルに達していない人は、語学学校に通ってからCo-op留学(コープ留学)のプログラムに変更することが可能です!
メリット・デメリット・注意したい点
ではコープ留学(Co-op留学)にはどんなメリット・デメリット、さらに注意したいポイントがあるのでしょうか?
メリット
1.留学費用が抑えられる
コープ留学期間の座学中でもアルバイトが可能なため留学費用を抑えることができる。
2.何度でもコープ留学のプログラムを申請ができる
何度でも申請が可能なため1つの分野だけでなく様々な専門分野を学び経験に繋げられる。
3.日本での就職やキャリアアップ・キャリアチェンジに有利
コープ留学は英語を学んだり海外経験をするだけでなく、仕事を必ずしなければいけないプログラムです。海外で経験を積んだ学生や海外で日本での経験を活かし、さらにキャリアップすることでコープ留学終了後有利になります。
デメリット・注意点
1.必ず有給のインターンシップに就ける訳ではない
経験が全てと言っても過言ではないカナダ。経験が少ない学生の場合、無給でのインターンシップになることが多いです。また、トロントではビジネス系(マーケティングやビジネス、情報分析など)のコーププログラムのケースは比較的無給のインターンシップが多いです。
2.コープ留学終了後、カナダで続けて就労することは難しい
コープ留学はプログラム終了後、就労ビザ(PGWP)は出ません。そのため、続けてインターンや現地の会社で働くことは出来ません。続けてカナダで働く場合はワーキングホリデーに切り替えることで、引き続けて働くことができます。またインターン先によってはワークパーミットを出してくれる場合もあるので、雇用者に尋ねてみるといいでしょう。
3.全て自分でやらなければいけない
基本的にインターンシップを探す方法は、現地の学生と同じように求人探しから面接まで自分でしなければいけません。コープ留学のプログラムを提供しているからといって、学校が紹介してくれる訳ではありません。なので学校のサポート(面接や履歴書の作成など)を十分に活用しましょう。
Co-op留学(コープ留学)期間の費用
留学費用を抑えられると言われていますが、実際現地での費用はどのくらいかかるのでしょうか?
現在コープ留学中の学生の1ヶ月の費用を紹介します。
Aさん
現地レストランで
アルバイト
アルバイト代$1400
- 家賃:$800
- 交通費:$130
- 食費:$50
- 外食費:$350
- 生活必需品:$20
- その他:$100
Bさん
日本食レストランで
アルバイト
アルバイト代$1800
- 家賃:$1000
- 交通費:$80
- 食費:$160
- 外食費:$70
- 生活必需品:$35
- その他:$50
Cさん
現地カフェで
アルバイト
アルバイト代$1300
- 家賃:$700
- 交通費:$128.15
- 食費:$70
- 外食費:$420
- 生活必需品:$25
- その他:$200
飲食店でアルバイトをすると時給+チップがお給料としてもらえます。また、賄いが出るレストランが多く食費を抑えることができます。また、マンスリーパス(定期券)などを使い交通費を節約することもできます。
コープ留学(Co-op留学)終了後どうする?
コープ留学終了後どのように今後に活かしたらいのでしょうか?

コープ留学終了後は就労ビザ(PGWP)が出ません。そのため、現地で就職する場合には一度ビザを切り替えなければいけません。もっとカナダに居たいのに…カナダで就職したのに…などといったビザの切り替えや相談などは弊社にお任せください!
学生の場合
日本で就職活動をする学生は有利になると言えるでしょう。海外でインターンをした学生はそれほど多くありません。コープ留学中での困難や失敗や挫折または、達成したことや結果などといった具体的な体験談は就職活動に活かせるでしょう。さらに英語力も強化され他の就活生と差をつけることができるでしょう。
社会人の場合
キャリアアップはもちろんキャリアチェンジさらには現地転職をすることが可能だと言えるでしょう。すでに日本での経験がある場合、現地では仕事を見つける機会は学生に比べてチャンスは広がっています。これまで経験してきた職種のプログラムを学ぶことでさらにチャンスは広がります。コープ留学後どのようにキャリアアップしたいのか、どのようにキャリアチェンジしたいのかなど目的を明らかにしていくことで確実に成功する留学になるでしょう。
コープ留学(Co-op留学)とワーキングホリーデーどっちがいいの?
就職活動やキャリアチェンジといった明確な目的がある場合はコープ留学をおすすめします。明確な目的がなくとにかく「意味のある留学にしたい」や「ワーキングホリデーより留学後有利になりそうだから」といった曖昧な理由の場合挫折してしまうかもしれません。
反対に「とにかく英語を学びたい」「英語をもっと話せるようになって仕事に活かしたい」「海外で生活してみたい」などといった理由の場合はワーキングホリデーをお勧めします。ワーキングホリデーの場合は自由が効き、様々なことに挑戦することができます。
その他にも「初めての留学で目的がまだ定まっていない」や「とりあえず海外生活を経験してから決めたい」といった場合はワーキングホリデーで1年過ごしその後、コープ留学ビザに変更することが可能です。また反対にコープ留学でインターン先が見つかり、コープ留学後まだ「カナダに居続けたい」や「インターンを続けたい」といった場合は、コープ留学のビザからワーキングホリデーのビザの変更することができます。
コープ留学(Co-op留学)まとめ
コープ留学には年齢制限もなくいつからでも挑戦できます。
学ぶだけでなく経験に繋げることができ、さらにコープ留学中も稼ぎたいという方にぴったりなカナダ留学。
コープ留学を希望する場合は、自分の専攻に合った企業と提携している大学や専門学校を探し、プログラム内容や費用、留学生の受け入れ状況などを調べて、準備を進めることが重要です。
周りと差をつけたいあなたぜひ挑戦してみてください!
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