私立カレッジと
公立カレッジの違い

カナダで就職・移住したい、海外で専門分野を学びたい、と考えている方にはカレッジ留学がおすすめです。カナダには私立カレッジと公立カレッジの二種類のカレッジがありますが、どんな違いがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは公立カレッジと私立カレッジの違いを、特徴や入学条件など比較しながら詳しく説明します。ご自分の目標や留学スタイルを決めるときの参考にしてみてください。

私立カレッジ

キャリアカレッジとも呼ばれており、日本で言う専門学校の位置づけになります。短期間でインターンで働くのに必要な専門知識を学べ、CertificateやDiplomaの資格を取得できます。

 

永住権に繋がるビザの取得をご希望の方は公立カレッジへの進学をおすすめします。Co-op留学をしてカナダで就労経験を積んで日本でのキャリアに活かしたい、少しでも長くカナダに残りたいという方には私立カレッジがおすすめです。

プライベートカレッジ

私立カレッジのメリット

  • 1. 入学のハードルが低い

    学校にもよりますが、TOEFL(iBT)で32点〜、IELTSで4.5〜と、公立カレッジと比較して入学に必要な英語力の基準が低いです。また付属の語学学校で英語のプログラムを受講することで、入学時に必要な英語のスコアがなくてもカレッジに進学ができます。

  • 2. 入学できるタイミングが多い

    入学時期が公立カレッジや大学に比べて多いため、ご自身の都合に合わせてフレキシブルに留学計画を立てられます。

  • 3.公立カレッジよりも学費が安い

    私立カレッジの学費は、公立カレッジと比べるとほぼ半分の料金です。また、アメリカのコミュニティーカレッジの学費と比べても約半分以下で済むことから、カナダでの私立カレッジ留学はより現実的な選択肢となります。在学中から働くことができ、後半のインターンシップではフルタイムで働けるため留学費用が公立カレッジよりも大幅に節約できます。

  • 4. 指導が行き届きやすい少人数制

    コミュニティーカレッジに比べて私立カレッジは規模が小さく、クラスも少人数制です。一人ひとりの学生にきめ細やかに指導でき、学生も発言しやすいというメリットがあります。

  • 5. 短期間で専門プログラムを学べる

    コミュニティーカレッジでは一般教養などの学問も習得する必要がありますが、私立カレッジはより実践的で仕事に必要な専門知識を学ぶことに特化しているので、数ヶ月〜2年間の短期間でCertificateやDiplomaの学位を取得できます。

  • 6. 自分が学びたい分野に直結したプログラム(学科)が選べるため、就職に役立つ

    ビジネス、ホスピタリティ、医療事務系、IT系など、自分が学びたい分野に直結したプログラムを選ぶことが出いるので、実践的スキルが身につき、就職に役立ちます。

  • 7. Co-opプログラムという就労体験が含まれたプログラムがあるため、実践的な専門的スキルが身につく

    私立カレッジでは一部をのぞき、ほとんどのプログラムでCo-opと呼ばれる就業体験制度を組み込んでいます。そのため学校の授業で学んだ専門的スキルをそのまま現地企業で実践でき、実務スキルが身につきます。

公立カレッジ

公立カレッジはコミュニティーカレッジとも呼ばれており、一般的にカナダでカレッジというとこちらの公立カレッジのことを指します。就職に役立つスキルを身につける事ができます。私立カレッジよりも学べる分野が多く、 コースによってCertificate、Diploma、Advanced Diploma、Bachelorなどの学位を取得できます。また、卒業後は最長3年間働くことがでる就労ビザ(Post Graduate Work Permit)を申請でき、移民申請にもつなげることができます。将来はカナダ現地の企業に就職したい、カナダへの移民を視野に入れていると考えている方は、公立カレッジに通うのがおすすめです。

公立カレッジのメリット

  • 1. より幅広い分野の
    専門スキルを学べる

    多くのカレッジで100以上のプログラムを開講しており、ビジネスや貿易、電気工学、ホスピタリティ、デザイン、幼児教育など様々な分野の専門知識を学ぶことができます。

  • 2. 留学生が少ない

    ほとんどが現地の学生で、コースによってはクラスに日本人が一人ということもあります。 入学には高い英語レベルが求められますが、英語力が満たない方でも語学学校の「進学準備プログラム」を受けていただくことにより「進学後に必要な英語力」を身に着ける事ができます。

  • 3. 卒業後は最大3年間の就労ビザ(PGWP)を申請できるので、カナダでの永住権につながりやすい

    前述でも述べましたが、卒業後はPost Graduate Work Permit(PGWP)と呼ばれる就労ビザを申請できます。このビザでは最長3年間働くことができ、その後の移民申請にも大変有利になります。

  • 4. 大学編入がしやすい

    教育水準が高いカナダの大学に日本から進学するには、高校での成績、TOEFLの点数などを高い水準でクリアする必要があります。公立カレッジでは大学編入コースが用意されています。一定の単位をカレッジで取得した後に大学の2年または3年次に編入でき、費用も節約できます。英語力や高校の成績に自信がないという方におすすめです。

カレッジ比較表

公立カレッジ 私立カレッジ
規模
中規模
小規模
取得できる学位
Certificate、
Diploma、
Advanced Diploma、
Bachelor
Certificate、Diploma
入学に必要な英語力
TOEFL(iBT) 60〜、 iELTS 6.0〜
TOEFL (iBT) 32〜、iELTS 4.5〜
費用
¥3,000,000〜(2年)
¥800,000〜¥1,200,000(1年〜2年)
学ぶ内容
学問+職業訓練
職業訓練に特化
就労ビザの申請資格
あり
なし
公立カレッジ
規模
中規模
取得できる学位
Certificate、
Diploma、
Advanced Diploma、
Bachelor
入学に必要な英語力
TOEFL(iBT) 60〜、
iELTS 6.0〜
費用
¥3,000,000〜(2年)
学ぶ内容
学問+職業訓練
就労ビザの申請資格
あり
私立カレッジ
規模
小規模
取得できる学位
Certificate、
Diploma、
Advanced Diploma、
Bachelor
入学に必要な英語力
TOEFL(iBT) 60〜、
iELTS 6.0〜
費用
¥3,000,000〜(2年)
学ぶ内容
学問+職業訓練
就労ビザの申請資格
あり
カナダ留学