
カナダに到着後、手続きや申請などするべきことがいくつかあります。
特にワーキングホリデーやコープ留学生は必ずするべきことでもあります。
渡航してすぐに慣れない英語での手続きや申請で不安が募るかと思います。
今回の記事では カナダに到着後するべきことを順に紹介したいと思います。
目次
目次
1. ワークパーミット&スタディーパーミットの取得
カナダに到着後一番最初に行う手続きです。
ワーキングホリデーで渡航してきた場合、ワークビザ(ワーキングホリデー用のビザ)を受け取ります。
コープ留学で渡航してきた場合、ワークビザ(コープ留学用のビザ)とスタディービザ(コープ留学用のビザ)を受け取ります。
事前に渡航前に申請を行なっているので特に現地で申請をする必要はありません。
「パスポート」+「大使館から送られて来たレター(事前のビザ申請時に送られてくる)」が必要になります。
到着後空港内の移民局(IRCC:Immigration, Refugees and Citizenship Canada)で手続きをするだけです。移民局はイミグレーションと一般的に呼びます。
入国審査の後に移民局に移動します。
世界各国からの留学生などが到着後、移民局に行きます。
そのため、時間帯や日にちによって1時間以上移民局で待たなければいけない場合もあります。
時間に余裕を持っておきましょう。
受け取る際の注意として、日付や期間に間違いがないか・名前のスペルが合っているのかを必ずチェックしてください。
2. 在留届の提出
在留届は海外に3ヶ月以上滞在する場合は必ず提出しなければいけません。
カナダ到着後すぐに登録してください。
在留届の提出は、旅券法により、海外に住所を定めて3ヶ月以上滞在する日本人に義務付けられています。
在カナダ日本国大使館
在留届を提出することで
- カナダ滞在中に万が一、事件や事故、災害等が起こった時に安否や緊急連絡などの連絡が即座に可能になる
- パスポートの発給申請や戸籍などの各種の証明事務などの領事サービスが受けられる
- 教育や医療、安全等の施策を政府が検討する際の資料となる(海外の義務教育を受ける年齢の学生に対しての日本の教科書の無料配布必要部数等)
詳しい情報は在カナダ日本国大使館のWebサイトを確認してください。
https://www.ca.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryoji_zairyu-todoke.html
3. 交通系電子カードの購入
カナダにも日本でお馴染みのSuicaやIcocaなどの交通系電子カードがあります。
トロントの場合:PRESTO(プレスト)カード
バンクーバーの場合:Compass Card(コンパス)カード
駅に設置されている自動券売機やオンラインなどで購入することが可能です。
電子交通系カードを使用した場合の方が運賃が安い場合などあるので、購入することをおすすめします。
コープ留学生はマンスリーパス(月額パス)を学割で購入することが可能です。
*通う学校によって学割が適用される場合と、されない場合が異なるので注意
4. SINナンバーの申請
SIN(Social Insurance Number)とはカナダで働いたり、政府のプログラムや給付金を利用するために必要な番号のこです。それは、社会保険番号(SIN)として知られる9桁の数字のことです。
カナダで収入を得るためには必ずSINナンバーが必要になります。
申請方法はオンラインと直接オフィスに行く方法があります。
オフィスはService Canada Office(サービスカナダオフィス)という場所です。
オフィスで直接申請する場合
必要なもの:
申請書(その場でもらえる)とパスポートとワークパーミットを持参しましょう。
注意したい点
オフィスに直接行く場合:時と時間によるが大抵1時間以上の長蛇の列を待たなければいけない
オンライン申請の場合:デジタルコピーの準備が必要になる
メールの場合:オンラインドキュメントが必要になる。また、すぐに手に入らない。申し込みから20営業日以内に届く
5.銀行口座開設
留学生は現地の銀行口座を開設すると便利です。
ワーキングホリデーやコープ留学ではお給料の振り込み先が必要になります。
さらにカナダではキャッシュレス化が進んでおり、基本的に支払いはカードです。
また、カナダではクレジットカードスコアが重要視されています。
コンドミニアムなどの部屋を借りる場合は、クレジットカードスコアの提出を求められることがあります。
クレジットカードスコアとは
クレジットカードの支払い記録によって、その人が信用できるかどうかスコア化したもの。
カナダ移住を考えている人はのちに、クレジットカードスコアが重要になってきます。
6. スマートサーブ(Smart Serve)又はサービング イット ライト(Serving It Right)の取得
スマートサーブ(Smart Serve)やサービング イット ライト(Serving It Right)とはお酒を扱う仕事をする際に必要な資格です。
バーテンダーやお酒を扱うお店でのサーバーをする際に必要になってきます。
州によって資格が異なるので注意をしてください。
オンタリオ州:スマートサーブ(Smart Serve)
ブリティッシュコロンビア州:サービング イット ライト(Serving It Right)
Smart ServeやServing it Right があることで、バーでの仕事やサーバー職に就きやすくなります。
取得方法はトレーニングを受け、テストを受けます。
すべてオンラインで受けます。
オンラインでのトレーニングとテストはすべて英語で行われます。
1日に決められた数のセッションはないので、自分のペースですることができます。
*Smart Serveには有効期限はありません。1度取得すると更新の必要はありません。
*Serving It Rightには有効期限があります。最終試験の完了日から5年間有効です。
7.カナダの身分証明書の取得
カナダではお酒を買う際や飲む際などに身分証明書の提示を求められます。
パスポートを常に持ち歩くことは危険です。
そこでカナダで使えるパスポート替わりになる身分証明書を紹介します。
身分証明書はオンタリオ州とブリティッシュコロンビア州では異なります。
オンタリオ州
オンタリオ州ではOntario Photo Card(オンタリオ フォトカード)になります。
Ontario Photo cardは運転免許書を持っていないオンタリオ州民に、政府が発行している身分証明書になります。運転免許証やパスポートと同等の公式身分証明書です。
お酒を買う際や銀行口座開設する際に使用できます。
料金:$35
有効期間:5年
必要書類:パスポート、ビザ、滞在先住所がわかるもの
申請方法:最寄りのService Ontario(サービスオンタリオ)で申請することが可能です。
こちらのURLで最寄りのService Ontarioをチェックできます。
https://www.ontario.ca/locations/serviceontario
*オンタリオ州のフォトカードは、海外旅行の身分証明書(パスポート)として使用することはできません。
*日本の免許証を持っている場合、オンタリオ州の免許書に切り替えることが可能です。そのため、Ontario Photo cardを申請することはできません。この場合はオンタリオ州の免許書に切り替えましょう。
ブリティッシュコロンビア州
ブリティッシュコロンビア州ではBCID(British Colombia Identification Card、ブリティッシュコロンビア アイデンティフィケーション カード)になります。
BCIDは運転免許書を持っていないブリティッシュコロンビア州民に、政府が発行している身分証明書になります。運転免許証やパスポートと同等の公式身分証明書です。
注意点として、BCIDカードを取得するためには、労働許可証または就学許可証の有効期間が6ヶ月以上あることが必要です。申請時に許可証が6ヶ月以下の場合は申請できません。
料金:$35
有効期間:5年
必要書類:パスポート、ビザ、滞在先住所がわかるもの
申請方法:最寄りのDriver License Office(ドラーバーライセンスオフィス)で申請することが可能です。
こちらのURLで最寄りのDriver License Officeをチェックできます。
https://www.icbc.com/driver-licensing/visit-dl-office/Pages/default.aspx
*日本の免許証を持っている場合、ブリティッシュコロンビア州の免許書に切り替えることが可能です。そのため、BCIDを申請することはできません。この場合はブリティッシュコロンビア州の免許書に切り替えましょう。
どちらのカードも4-6週間程度で、申請の際に使用した住所宛に届きます。
8. 仕事探しを始める
カナダ到着後やはり一番心配する人が多いのが、仕事探しだと思います。
日本とカナダの仕事探しは少し違います。
履歴書の書き方の違いや職場によってカバーレターが必要になります。
仕事探しのサイトはインスタグラムに詳しく投稿しています。
下のURLからチェックしてみてください。(トロントに住んでいる人向けのサイトが含まれています)
Admission Hub インスタグラム:https://www.instagram.com/p/CoIlO0sumXV/
9. 家探しを始める
カナダに来た留学生は最初の数ヶ月は、ホームステイをする人やAirbnb、民泊で過ごす人など様々です。
最終的にはシェアハウスに引っ越す人が大多数です。
仕事探しと同様、日本とカナダの家探しは違います。
コンドミニアムやアパートメントなど住む場所によって、クレジットカードスコアが必要になる場合もあります。
日本人にとって馴染みのないクレジットカードスコアなどの制度があります。
そのため、事前に確認をしておくことをおすすめします。
家探しのサイトはインスタグラムに詳しく投稿しています。
下のURLからチェックしてみてください。(トロントに住んでいる人向けのサイトが含まれています)
Admission Hub インスタグラム:https://www.instagram.com/p/CpvINEMODJG/
まとめ
カナダ到着後、必ずやらなければいけないことを9選紹介しました。
慣れない環境で様々な手続きをこなさないといけないのは大変です。
初めての英語の手続きに戸惑うかもしれませんが、カナダ生活において必要な手続になっています。
銀行の口座の開設などは日本人が滞在している銀行があるので、英語に心配な方はチェック!
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*免責:カナダにおける手続きなどの規定はカナダ政府や州によって予告もなく変更する可能性があります。現在の手続きの方法や条件などといった情報は直接サイトで確認をするか、または弊社にお問い合わせください。